ここ東海地方も昨日の夏至に梅雨入り宣言がありました。
観測史上5番目に遅い梅雨入りということで、畑の風呂おけにも水が溜まり喜んでいます。
ちょっと眩しい画像ですみません。
畑の様子
今日は休みなので、雨が降った後の畑で草整理でもしようと思っています。
畝にモリモリの草マルチ
梅雨に入る前までに畝の上に草マルチを山盛りにできました。
これは毎年のことで、先日定植した若苗たちの根が梅雨明けの強い日差しが来る前までに縦横無尽に張り巡らされるのを期待しています。
草マルチで覆っておくことで人間でいう毛細血管のような細い根がたくさん張り、少々の日照りでも自分の力で水分を吸い上げられる強い野菜になるそうです。
根の健康が野菜の健康というのは納得できるところです。
人間も「腸活」の重要性が浸透してきましたが、人間の腸に当たるのが野菜の根。
最近話題の菌根菌も人間の腸と腸内細菌の協力関係と同じですね。
活着したタイガーメロン
根が活着してくれたのか、葉の色が濃くなったタイガーメロン。
タイガーメロンは植え替えに弱いので、根鉢を崩さないように慎重に植え替えました。
乾燥したところが好きなので、少し浅めに植えるのがコツです。
定植後2日目の中玉スイカ
在来種の中玉スイカ。なるべく地温が上がるように草マルチはかけていません。地温が上がるほうが根の張りがいいそうです。とにかく根を気にしています(笑)
4代目のミニトマト
在来種のステラミニトマトは種取りをして4代目となります。在来種だけに発芽率も上がってきてるような、あまり病気もしなくなってきてるような、気がしています。
脇芽が伸びてきていますので少し整枝しました。株間40cmほどと密植気味なので、放任だと絡みついてしまいます。
この子の脇には枯れたトウモロコシの茎が残ってたので支柱にしました。混植の見本みたいで良い絵です(笑)
こういうの良いですね。
切り取った脇芽は根出しに水に浸けておきました。
欲しい人に分けたいと思っています。
哺乳類に近いかも?ヤグラネギ
これは皆さんご存じでしょうか。ネギなんですがヤグラネギという少し変わったネギです。
種の代わりに珠芽という子ネギができて増えるのですが、その珠芽が根付いたところです。
【6月上旬の様子】
こんなふうに親ネギの上に子ネギが生えてきます。ちょっと気持ち悪いですね。エイリアンネギともいわれるようです(笑)この子ネギが珠芽です。
その珠芽をちぎって定植したところ。通常のネギと同じ植え付け方法です。
根元にあるのが2番目の子ネギで、先っぽにも3番目の子ネギが見えます。だから3段ネギの別名もあります。別名が多いですね(笑)
茎が自然に倒れて子ネギが根付くという生存戦略です。種で繁殖するより確実性が高い。
動物で言うとある程度大きくなった子供を産む哺乳類に近いですね。進化で言うと高等植物なのかな?
2段目と3段目の距離を考えると、適正条間は約20㎝と考えられるのでしょうね。
面白い生態のネギですが、残念なことに鍋の季節の寒い時期には枯れてなくなってしまいます(笑)
春、3月になるとまた復活し新芽が出るのですが、5月にはスジスジになり食べられたもんじゃありません。
6月に植え替えて新芽を待ち、夏の間に食べるという感じです。で、肝心の冬には枯れます。
でも分けつしても増えますので、家庭菜園には向いていますよ。
私は冬でも枯れない九条ネギ(これも分けつで増えてお得)と一緒に育てています。
こちらも4代目シュンギク
シュンギクの花はかわいらしいですね。所々枯れているのが花が枯れてできた種です。これも毎年種取りしてます。
もっとカラカラになるまで植えておきますので、7月半ばくらいまでこの畝は使えません。ここは冬野菜用の畝にするしかないですね。
ナスに支柱建て
実は今日のメイン作業はナスの畝に支柱を用意することでした。雨上がりなので土が柔らかく、支柱を刺すのに苦労しません。
こちらは大きく柔らかい実が自慢のステーキナス。葉っぱも大きくなり期待しています。
ステーキナスはいわゆるF1品種なのですが、昨年は十分熟した実から種取りをしていました。
今年その種を30粒ほど蒔いてみたのですが、見事に全て発芽せず。F1品種は雄性不稔(受精能力がない)といわれますがその通りの結果になりました。
現在育っているのは購入した種から育苗したものです。
ニンジン後作のキュウリ
キュウリのひげが隣に生えてきたスイバに絡みついています。草と共に育っていていかにも自然農という感じです。
キュウリの脇にはニンジンが種をつけています。これも種取りしてみましょう。人参の種取りは発芽しないと困るので今までしていませんでした。今年は実験的に種取りしてみましょう。
種取りした種には籾みたいなものがついていますが、市販の種にはついていません。この籾が水分保持し発芽率が高まるとのことです。
役目を終え種を充実させている冬ニンジンからこれから大きくなる夏野菜のキュウリへと畝がバトンタッチします。
駆け足で紹介枠
ロメインレタスの収穫後に再生した芽はやはり花芽だった。
直播カボチャは生育が良い。ウリハムシをもろともせず育っています。
レタス大爆発。全部トウ立ち。